2019/03/01 遺言・相続

【本】『詳解 相続法』

前回のブログで、2019年7月1日に改正相続法が施行されることをご説明しました。最近では改正相続法に関する書籍がたくさん出版されており、当事務所でも複数の関連書籍を購入しています。

 

『詳解 相続法』(弘文堂 潮見佳男著)は、具体的なCASEを642例挙げて、理論を重視しながら実務にも役立つ解説をしています。

 

条文と理論に基づいて解説がされており、改めて基本を学ぶには最適ですし、脚注には、体系書や法律雑誌はもちろん、相続法の改正作業の資料(法制審議会の会議議事録など)に至るまで様々な基本文献が紹介されており、より深く研究することも可能になっています。

 

また、配偶者居住権、遺産分割に関する見直し、自筆証書遺言の方式緩和、遺留分侵害額請求権、特別寄与料の請求などの改正に関する部分のみならず、相続の開始から、相続人の不存在、相続財産の包括承継、遺産共有、相続分の確定、遺産分割、遺言、遺留分、相続回復請求権に至るまで、相続法全体について解説がされている点で体系的な勉強も可能です。

 

弁護士のみならず、司法書士、税理士、信託銀行、不動産会社、保険会社など、様々な業種の専門家が相続案件に関与していますが、法律家である弁護士としては、条文・判例・法理論に基づいて、的確な生前対策と相続紛争(いわゆる争族)の解決に臨むべきと考えております。

 

当事務所では、所属弁護士3名による事案検討会や事務所内勉強会を開催していますが、今後は、『詳解 相続法』も題材の一つにしていきたいと考えております。

 

白土文也