2019/04/01 その他

新元号「令和」

本日、新元号が発表になりました。

 

「令和」

 

日経新聞電子版によれば、

 

「元号に用いる漢字が日本の古典から採用されたのは確認される限り初めて。これまでは中国古典(漢籍)を出典としてきた。
令和は万葉集巻五、梅花の歌三十二首の序文、「初春の令月にして気淑く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭(らん)は珮(はい)後の香を香らす」から引用した。」

 

とのことです。
新元号は「大化」から始まって248個目の元号だそうです。

 

和の雰囲気が伝わりとても良いと思いましたが、まだ慣れていないため、しっくりこない感じもあります。
「平成」を聞いた時も同じだったように記憶していますので、時間の経過とともになじんでくるのでしょう。

 

特に、私は弁護士として、契約書、法律意見書、訴状、答弁書、準備書面、証拠説明書、和解案などの法律文書を日々作成しています。5月1日以降は、毎日のように「令和」を用いることになるはずです。
「平成」に変わった時と比べてあっという間になじんでしまうかもしれません。

 

ちなみに、訴訟提起した場合、例えば、「東京地方裁判所・平成30年(ワ)第〇〇〇号事件」という事件番号が付けられ、裁判所が作成する判決文や和解調書、調停調書の中でも通常は元号が使用されていますが、今年に入ってからは、訴訟上の和解をした案件で、和解調書で西暦を用いてもらったケースもありました。

 

また、契約書を作成する際は、しばらく前から、混乱や誤解に基づく紛争を避けるため、西暦を用いるようにしてきました。

 

事件番号は、間もなく「東京地方裁判所・令和元年(ワ)第〇〇〇号事件」になりますが、しばらくは西暦を用いる機会も続くかもしれません。

 

 

白土文也