2020/12/30 企業法務 日記 遺言・相続
2020年の振り返り|調布の弁護士白土文也
2020年も今日を含めて残り後2日になりました。
ということで、1年の振り返りをします。
なお、事務所は、昨日から休みに入りましたが、
私自身は、年明け早々に、外資系保険会社の事業承継セミナーの講師を担当するため、
その準備に追われており、まだ仕事を納めていません。。
(今朝、おせち料理の材料だけ仕入れてきました。そっちが気になります。)
生前の相続対策・相続手続代行業務・家族信託に取り組む
開業以来、相続問題に力を入れてきましたが、
基本的には、遺産分割、遺留分侵害額請求(遺留分減殺請求)、遺言無効確認など、
相続紛争(トラブル)案件が多くを占めていました。
しかし、今年は、
・遺言書作成など生前の相続対策
・相続手続代行業務(相続財産調査・相続人調査・遺言検認・相続放棄など)
・家族信託(民事信託)
について多数のご相談・ご依頼を受けました。
特に、今年の後半は、相続放棄に関するご相談・ご依頼がとても多かったです。
なぜか分かりませんが。
来年は、より一層、相続問題全般に取り組む考えです。
士業事務所・中小企業の顧問弁護士業務に注力
顧問弁護士業務に注力しました。
実は、顧問先に振り回されたら嫌だな~(マイペースで仕事をしたい)という勝手な考えもあり、顧問先を積極的に増やすことはしておらず、相性の合う既存の顧問先に注力してきました。
(なので、顧問先が減りもしないが増えもしなかった。。微増を続けていた感じでしょうか。。)
しかし、今年は、顧問先からのご紹介により、大体2か月に1社ずつ顧問先が増加しました。
まあ、ゆっくりとした増え方には変わりありませんが、当事務所にとっては今までで一番多い。。
特に、複数の士業事務所(司法書士事務所・社会保険労務士事務所)が顧問先に加わり、
既存の士業事務所の顧問先と合わせるとそれなりの数になりました。
3士業(税理士事務所・司法書士事務所・社会保険労務士事務所)揃い踏みです。
また、顧問先からのご相談も非常に多い一年となり、
ある顧問先については、アソシエイト1人が常時張り付き、ほぼ法務部状態でした。
(当事務所にいても、ほとんどその企業に出向している感じでした)
現在、他にも顧問契約に関心を持って頂いている企業様もおりますので、
来年は、人員含めて体制を作っていく必要性を感じています。
オンライン法律相談とリモートワーク
これは、以前のブログ(「Web会議による裁判を経験したら、素晴らしすぎた。」)
にも書きました。
コロナ対策のため、2月中旬から、事務員は在宅勤務とし、
3月からは、私含めて弁護士3名も交代勤務制を導入して、事務所には1人しか滞在しないことにしました。
当初はうまくいくか心配でしたが、特に大きな支障もなく業務を遂行することが出来ました。
情報共有ツールとZOOMをコロナの前から導入していたことと、
弁護士・事務員全員の信頼関係が構築されていたことが大きいと思っております。
なお、来年以降は、ますます、法律事務所の立地の重要性が低くなっていく一方で、
専門性の高さやお客様のニーズに合致したサービスを提供できるかが、
今までにないレベルで重要になっていくものと考えています。
借金・債務整理と労働問題の法律相談が増えたことについて
当事務所は、相続業務と顧問弁護士業務に注力していますが、
もちろん、その他の分野のご相談にも対応しております。
実は、11月頃から借金・債務整理と労働問題のご相談が増加してきました。
コロナ渦の影響によるものと思いますが、来年はますます増えると予想します。
国内外の情勢を考えると、いつでも、誰でも、職を失い、借金問題を抱えておかしくありません。
事務所として成長・拡大することを目標にしていますが、
困難な状態にある方を助けることは弁護士として最も大切な使命だと考えています。
万全の態勢で臨みたいと思っております。
よいお年をお迎えください。
以上、今年の振り返りをしました(ブログに書いたの初めてかも)。
皆様よいお年をお迎えください。
弁護士 白土文也
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